初心者のためのVSCodeでのReact開発環境セットアップガイド:つまずきポイントと解決策
こんにちは!今日は、WindowsでVSCodeを使ってReactの開発環境をセットアップする方法を、初心者の視点から詳しく解説していきます。私も最初は戸惑いましたが、一緒に乗り越えていきましょう。このガイドでは、各ステップを細かく説明し、よくある問題とその解決策も紹介します。
目次
- 1. Windows環境の準備
- 2. Node.jsとnpmのインストール
- 3. Visual Studio Code(VSCode)のインストールと設定
- 4. Reactプロジェクトの作成
- 5. VSCodeでプロジェクトを開く
- 6. Reactアプリケーションの実行
- 7. Reactアプリケーションの終了と再起動
- 8. コードの編集と変更の確認
- 9. 新しいコンポーネントの作成
- まとめ
1. Windows環境の準備
初心者: こんにちは!Reactを始めたいんですが、どこから手をつければいいか分からなくて…
経験者: 大丈夫ですよ。最初は誰でも戸惑うものです。一緒に順を追って設定していきましょう。まずは、あなたのパソコンの環境を確認することから始めましょう。
初心者: はい、お願いします。私のパソコンはWindows 10を使っています。
経験者: 素晴らしいですね。それでは、順番に進めていきましょう。
まず、お使いのWindowsが64ビット版かどうかを確認しましょう。これは、Reactやその他の開発ツールがスムーズに動作するために重要です。
- スタートメニューを開く: 画面左下のWindowsアイコンをクリックします。
- 設定を開く: 歯車のアイコンをクリックして「設定」アプリを開きます。
- システム設定へ: 「システム」をクリックします。
- バージョン情報を確認: 左側のメニューを下にスクロールし、「バージョン情報」をクリックします。
- システムの種類を確認: 「デバイスの仕様」の下に「システムの種類」という項目があります。ここに「64ビットオペレーティングシステム」と表示されていれば問題ありません。
初心者: はい、確認できました。64ビット版でした!
経験者: 素晴らしいですね。次に、VSCodeのターミナルを使ってスクリプトの実行ポリシーを変更する必要があります。これは、後でReactのセットアップに必要なスクリプトを実行できるようにするためです。
初心者: ターミナル?聞いたことはありますが、使ったことがありません…
経験者: 大丈夫です。一緒に操作していきましょう。VSCodeのターミナルは、VSCode内でコマンドを実行できる便利な機能です。
- VSCodeを開く: デスクトップやスタートメニューからVisual Studio Codeを起動します。
- 新しいターミナルを開く: 上部メニューから「Terminal」→「New Terminal」を選択します。これで画面下部にターミナルが表示されます。
-
スクリプトの実行ポリシーを変更: ターミナルに以下のコマンドを入力し、Enterキーを押します。
※ このコマンドはスクリプトの実行を許可する設定です。セキュリティ上の注意が必要ですが、開発環境を整えるために必要な手順です。Set-ExecutionPolicy RemoteSigned
- 確認メッセージ: 「セキュリティ上の理由でスクリプトの実行が無効になっています」というメッセージが表示されたら、「Y」を入力してEnterキーを押します。
初心者: 了解です。実行しました。
経験者: 素晴らしいです。これで最初の準備が整いました。次は、Node.jsとnpmをインストールしていきましょう。
2. Node.jsとnpmのインストール
経験者: Node.jsは、Reactアプリケーションを開発・実行するために必要な環境です。npmはNode.jsに付属するパッケージマネージャーで、様々なJavaScriptライブラリをインストールするのに使います。
初心者: なるほど。でも、Node.jsって聞いたことがありません。難しそうですね…
経験者: 心配しないでください。インストール自体はそれほど難しくありません。一緒にやっていきましょう。以下の手順に従ってください。
- Node.jsの公式サイトにアクセス: ブラウザを開き、Node.jsの公式サイトにアクセスします。
- バージョンの選択: 公式サイトには「LTS(Long Term Support)」と「Current」の2つのバージョンが表示されています。初心者の方には安定性の高い「LTS」バージョンをお勧めします。「16.14.2 LTS」をクリックしてダウンロードします。 ※ 画像は使用していませんが、公式サイトのダウンロードボタンを探してください。
- インストーラーの実行: ダウンロードしたインストーラー(通常は「node-v16.14.2-x64.msi」など)をダブルクリックして実行します。
-
インストールウィザードに従う: インストールウィザードが開きますので、以下の手順で進めてください。
- 「Next」をクリックします。
- ライセンス契約に同意し、「Next」をクリックします。
- インストール先を確認し、「Next」をクリックします。
- 重要な設定: 「Custom Setup」の画面で、「Add to PATH」というオプションにチェックが入っていることを確認してください。これにより、VSCodeのターミナルからNode.jsを簡単に使えるようになります。
- 「Next」をクリックし、「Install」をクリックしてインストールを開始します。
- インストールが完了したら、「Finish」をクリックします。
初心者: はい、完了しました!
経験者: 素晴らしいですね。次に、インストールが正しく行われたか確認しましょう。VSCodeのターミナルで、以下のコマンドを順番に入力してEnterキーを押してください。
-
Node.jsのバージョン確認:
これにより、Node.jsが正しくインストールされているか確認できます。バージョン番号が表示されればOKです。node --version
-
npmのバージョン確認:
npmのバージョン番号が表示されればOKです。npm --version
初心者: えっと…「’node’ は内部コマンドまたは外部コマンド、操作可能なプログラムまたはバッチ ファイルとして認識されていません。」というエラーが出ました…
経験者: あ、そうですか。これは時々起こる問題です。Node.jsがPATHに正しく追加されていない可能性があります。心配しないでください、一緒に解決しましょう。
-
環境変数の設定:
- スタートメニューを開き、「システム環境変数」と入力して検索します。
- 「環境変数を編集」をクリックします。
- 「システム環境変数」の中から「Path」を見つけ、選択して「編集」をクリックします。
- 「新規」をクリックし、以下のパスを追加します。
C:\Program Files\nodejs\
- 「OK」をクリックして全ての窓を閉じます。
- PCの再起動: 環境変数を更新するために、PCを再起動してください。
初心者: はい、再起動しました。
経験者: では、もう一度VSCodeを開いてターミナルを起動し、先ほどのコマンドを実行してみてください。
初心者: やってみます… おお!今度はバージョン番号が表示されました!
経験者: 素晴らしいですね!これでNode.jsとnpmが正しくインストールされました。次は、開発に使用するエディタ、Visual Studio Code(VSCode)をインストールしましょう。
3. Visual Studio Code(VSCode)のインストールと設定
経験者: VSCodeは、Reactの開発に非常に適した強力なコードエディタです。使いやすく、多くの便利な機能があります。
初心者: はい、VSCodeは聞いたことがあります。どうやってインストールすればいいですか?
経験者: まず、以下の手順に従ってVSCodeをインストールしましょう。
- VSCodeの公式サイトにアクセス: ブラウザでVisual Studio Codeの公式サイトにアクセスしてください。
- ダウンロードボタンをクリック: ページ中央にある大きな青い「Download for Windows」ボタンをクリックします。 ※ 画像は使用していませんが、公式サイトのダウンロードボタンを探してください。
-
インストーラーの実行: ダウンロードが完了したら、ダウンロードフォルダからインストーラー(通常は「VSCodeSetup-x64-
.exe」)をダブルクリックして実行します。 -
インストールウィザードに従う: インストールウィザードが開きますので、以下の手順で進めてください。
- 「Next」をクリックします。
- ライセンス契約に同意し、「Next」をクリックします。
- インストール先を確認し、「Next」をクリックします。
- ショートカットの作成など、必要なオプションにチェックを入れ、「Next」をクリックします。
- 「Install」をクリックしてインストールを開始します。
- インストールが完了したら、「Finish」をクリックします。
初心者: はい、インストールが完了しました。
経験者: 良いですね。では、VSCodeを起動してみましょう。
初心者: 起動しました。きれいな画面が表示されています。
経験者: 素晴らしいです。次に、Reactの開発に役立つ拡張機能をいくつかインストールしましょう。拡張機能を使うことで、コーディングがより効率的になります。
- 拡張機能のメニューを開く: 画面左側のサイドバーにある四角が4つ重なったようなアイコン(拡張機能アイコン)をクリックします。
- 検索バーを使用: 上部に検索バーが表示されます。ここにインストールしたい拡張機能の名前を入力します。
-
必要な拡張機能をインストール:
- ES7+ React/Redux/React-Native snippets: Reactのコードを素早く書くためのショートカットを提供します。
- ESLint: コードの問題を見つけ、修正するのを助けてくれます。
- Prettier – Code formatter: コードを自動的に整形し、一貫したスタイルを保つのに役立ちます。
初心者: 1つ目の「ES7+ React/Redux/React-Native snippets」を検索したのですが、似たような名前のものがいくつか出てきました。どれを選べばいいですか?
経験者: 良い質問です。通常、一番上に表示される、ダウンロード数が最も多いものを選択すれば大丈夫です。作者名が「dsznajder」のものを選んでください。
初心者: はい、見つかりました。「Install」をクリックしました。
経験者: 素晴らしいです。同じように残りの2つもインストールしてください。
初心者: はい、全てインストールできました。これらの拡張機能は何をするんですか?
経験者: 良い質問ですね。簡単に説明しますと:
- ES7+ React/Redux/React-Native snippets: Reactのコードを素早く書くためのショートカットを提供します。例えば、`rfce`と入力すると、Reactの関数コンポーネントのテンプレートが自動生成されます。
- ESLint: コードの問題を見つけ、修正するのを助けてくれます。コードの品質を保ち、エラーを減らすのに役立ちます。
- Prettier – Code formatter: コードを自動的に整形し、一貫したスタイルを保つのに役立ちます。コードの見た目を整えることで、読みやすさが向上します。
これらの拡張機能を使うことで、コーディングがより効率的になり、エラーも減らせます。
初心者: なるほど、便利そうですね。
経験者: その通りです。では、いよいよReactプロジェクトを作成していきましょう。
4. Reactプロジェクトの作成
経験者: Reactプロジェクトを作成するには、create-react-appというツールを使います。これは、Reactアプリケーションの基本的な構造を自動的に作成してくれる便利なツールです。
初心者: それは便利そうですね。どうやって使うんですか?
経験者: まず、プロジェクトを作成したいフォルダに移動する必要があります。VSCodeのターミナルを開いて、以下のコマンドを入力してください:
cd C:\Projects
※ `C:\Projects` フォルダが存在しない場合は、以下の手順で作成します。
-
新しいフォルダの作成: ターミナルに以下のコマンドを入力し、Enterキーを押します。
これで `C:\Projects` フォルダが作成され、そのフォルダに移動します。cd C:\ mkdir Projects cd Projects
初心者: はい、やってみました。エラーは出なくなりました。
経験者: 素晴らしいです。では、いよいよReactプロジェクトを作成しましょう。以下のコマンドを入力してください:
npx create-react-app my-react-app
※ `my-react-app` はプロジェクトの名前です。好きな名前に変更しても構いません。
初心者: 入力しました。「’npx’ は内部コマンドまたは外部コマンド、操作可能なプログラムまたはバッチ ファイルとして認識されていません。」というエラーが出ました…
経験者: あ、そうですか。これは時々起こる問題です。Node.jsとnpmが正しくインストールされているはずですが、念のため確認しましょう。以下のコマンドを実行してください:
-
Node.jsのバージョン確認:
node --version
-
npmのバージョン確認:
npm --version
初心者: はい、実行しました。バージョン番号が表示されました。
経験者: 良いですね。それでは、npmを最新版にアップデートしてみましょう。以下のコマンドを実行してください:
npm install -g npm@latest
初心者: はい、実行しました。「npm」が更新されたようです。
経験者: 素晴らしいです。では、もう一度Reactプロジェクトの作成を試みましょう:
npx create-react-app my-react-app
初心者: やってみます… おお!今度は動き始めました!たくさんのテキストが流れていきます。
経験者: 素晴らしいですね!これでReactプロジェクトの作成が始まりました。しばらく待つ必要がありますが、完了するまでそのままにしておいてください。
初心者: はい、待ちます… 完了したようです!「Happy hacking!」というメッセージが表示されました。
経験者: おめでとうございます!これであなたの最初のReactプロジェクトが作成されました。次は、このプロジェクトをVSCodeで開いて、実際に動かしてみましょう。
5. VSCodeでプロジェクトを開く
経験者: では、VSCodeを起動してください。
初心者: はい、起動しました。
経験者: 次に、「File」メニューから「Open Folder」を選択してください。
初心者: はい、選択しました。フォルダを選ぶ画面が出てきました。
経験者: そうですね。先ほど作成した
my-react-app
フォルダを選択してください。通常はC:\Projects\my-react-app
にあるはずです。
初心者: はい、見つけました。選択して「フォルダーの選択」をクリックしました。
経験者: 素晴らしいです。これでVSCodeでReactプロジェクトが開かれました。左側のサイドバーに様々なファイルやフォルダが表示されているはずです。
初心者: はい、たくさんのファイルが見えます。少し overwhelmingですね…
経験者: 大丈夫です。最初は多くのファイルがあって戸惑うかもしれませんが、徐々に慣れていきます。主に編集するのは
src
フォルダ内のファイルです。特にApp.js
が重要です。
初心者: なるほど。
App.js
を見つけました。
経験者: 素晴らしいです。では、次はこのReactアプリケーションを実際に動かしてみましょう。
6. Reactアプリケーションの実行
経験者: Reactアプリケーションを実行するには、開発サーバーを起動する必要があります。VSCode内でターミナルを開きましょう。
初心者: ターミナル?それはどこにありますか?
経験者: VSCodeの上部メニューから「Terminal」→「New Terminal」を選択してください。これで画面下部に新しいターミナルが開きます。
初心者: あ、見つかりました。クリックすると、画面下部に新しいパネルが開きました。
経験者: その通りです。そのターミナルで、以下のコマンドを入力してEnterキーを押してください:
npm start
初心者: はい、入力しました。何か動き始めました… 「Compiled successfully!」というメッセージが表示されました。
経験者: 素晴らしいです!これで開発サーバーが起動しました。自動的にデフォルトのブラウザが開いて、Reactアプリケーションが表示されるはずです。
初心者: はい、ブラウザが開きました!「React」のロゴが回転していて、「Edit src/App.js and save to reload.」というメッセージが表示されています。
経験者: おめでとうございます!これがあなたの最初のReactアプリケーションです。この画面が見えたということは、すべてが正しく設定されたということです。
初心者: わあ、すごいです!でも、これからどうすればいいですか?
経験者: 良い質問です。次は、このアプリケーションを編集して、自分だけのものにしていきましょう。
7. Reactアプリケーションの終了と再起動
経験者: React開発サーバーを終了させるには、VSCodeのターミナルで実行中のプロセスを停止する必要があります。
初心者: どうやって終了させるんですか?
経験者: ターミナル内で以下の手順を行ってください。
-
開発サーバーの停止: VSCodeのターミナルで実行中のReact開発サーバーを停止するには、ターミナルウィンドウ内でCtrl + Cキーを押します。
※ 「Ctrl + C」を押すと、以下のようなメッセージが表示されることがあります:
Terminate batch job (Y/N)? Y
- 停止の確認: 「Y」を入力してEnterキーを押すと、開発サーバーが停止します。ターミナルが再びコマンド入力待ちの状態になります。
初心者: はい、停止できました。
経験者: これでReact開発サーバーは停止しました。もしブラウザを閉じてしまった場合でも、開発サーバーが起動していれば簡単に再度アプリケーションを確認することができます。
初心者: ブラウザを閉じてしまった場合はどうすればいいですか?
経験者: いくつかの方法があります:
-
再度ブラウザで開く: ターミナルで開発サーバーがまだ起動している場合、ブラウザで
http://localhost:3000
にアクセスすればアプリケーションが表示されます。 -
開発サーバーを再起動する: 開発サーバーが停止している場合は、VSCodeのターミナルで再度npm startコマンドを実行してください。
これにより、開発サーバーが再起動し、ブラウザが自動的に開きます。npm start
初心者: わかりました。ありがとうございます!
経験者: どういたしまして!他にも困ったことがあれば、いつでも聞いてくださいね。
8. コードの編集と変更の確認
経験者: では、VSCodeに戻って
src/App.js
ファイルを開いてください。
初心者: はい、開きました。たくさんのコードが書かれていますね。
経験者: そうですね。このファイルがReactアプリケーションのメインコンポーネントです。では、このファイルを少し編集してみましょう。以下のように変更してください:
import React from 'react';
import './App.css';
function App() {
return (
こんにちは、React!
これは私の最初のReactアプリケーションです。
);
}
export default App;
初心者: はい、変更しました。保存すればいいですか?
経験者: その通りです。保存してください。そして、ブラウザを見てみてください。
初心者: わあ!ブラウザの表示が変わりました。「こんにちは、React!」と表示されています。
経験者: 素晴らしいですね!これがReactの「ホットリロード」機能です。コードを変更して保存すると、自動的にブラウザに反映されます。
初心者: すごい!でも、なぜ日本語が表示されるんですか?英語じゃないんですか?
経験者: 良い質問です。Reactは特定の言語に縛られません。私たちが書いたテキストがそのまま表示されます。日本語でも、英語でも、他の言語でも大丈夫です。
初心者: なるほど、便利ですね。
経験者: そうですね。では、もう少し複雑なことをしてみましょう。新しいコンポーネントを作成して、それを
App.js
で使用してみましょう。
9. 新しいコンポーネントの作成
経験者: まず、
src
フォルダ内にcomponents
という新しいフォルダを作成してください。
初心者: えっと…どうやって作ればいいですか?
経験者: あ、そうですね。VSCodeのエクスプローラー(左側のファイル一覧)で
src
フォルダを右クリックし、「New Folder」を選択してください。そして、components
と入力してEnterキーを押します。
初心者: はい、できました。
経験者: 素晴らしいです。次に、この
components
フォルダ内にGreeting.js
という新しいファイルを作成してください。
初心者: はい、作成しました。
経験者: 良いですね。では、
Greeting.js
に以下のコードを入力してください:
import React from 'react';
function Greeting(props) {
return <h2>こんにちは、{props.name}さん!</h2>;
}
export default Greeting;
初心者: はい、入力しました。これは何をするコードなんですか?
経験者: 良い質問です。このコードはGreetingという新しいコンポーネントを定義しています。このコンポーネントはprops(プロパティの略)を受け取り、
name
プロパティを使用して挨拶文を生成します。
初心者: なるほど。でも、これをどうやって使うんですか?
経験者: その質問にお答えするために、
App.js
を修正しましょう。以下の手順で進めてください。
-
App.jsを開く: エクスプローラーで
src/App.js
をダブルクリックして開きます。 -
Greetingコンポーネントをインポート: ファイルの先頭に以下の行を追加します。
import Greeting from './components/Greeting';
-
Greetingコンポーネントを使用:
App
関数内に以下の行を追加します。<Greeting name="太郎" />
経験者: 最終的に、
App.js
は以下のようになります:
import React from 'react';
import './App.css';
import Greeting from './components/Greeting';
function App() {
return (
こんにちは、React!
これは私の最初のReactアプリケーションです。
<Greeting name="太郎" />
);
}
export default App;
初心者: はい、変更しました。
import Greeting from './components/Greeting';
という行を追加して、<Greeting name="太郎" />
という行も追加しましたね。
経験者: その通りです。素晴らしい観察力です。では、保存してブラウザを確認してみてください。
初心者: わあ!「こんにちは、太郎さん!」という新しい行が追加されました。
経験者: おめでとうございます!これであなたは自分で新しいコンポーネントを作成し、それを使用することができました。これがReactの基本的な仕組みです。
初心者: すごいです!でも、エラーが出ていますね。「Module not found: Can’t resolve ‘./components/Greeting’」と表示されています。
経験者: あ、そうですか。これは時々起こる問題です。ファイル名やimport文が完全に一致しているか確認しましょう。大文字小文字も重要です。
Greeting.js
ファイルがsrc/components
フォルダにあることを確認してください。
初心者: あ、すみません。
Greeting.js
をgreeting.js
と小文字で保存してしまっていました。
経験者: そうですね。Reactでは大文字小文字が区別されるので、このような問題が起こることがあります。ファイル名を
Greeting.js
に変更してください。
初心者: はい、変更しました。エラーが消えました!
経験者: 素晴らしいです!これで基本的なReactアプリケーションの作成と編集ができるようになりました。
初心者: ありがとうございます。少し複雑でしたが、なんとかできました。でも、まだ分からないことがたくさんあります…
経験者: 大丈夫です。Reactの学習は一朝一夕にはいきません。少しずつ学んでいけば、必ず理解できるようになります。今日学んだことを基に、さらに練習を重ねていってください。
初心者: はい、頑張ります!でも、これからどうやって学習を進めればいいですか?
経験者: 良い質問です。以下のようなステップを踏むことをお勧めします:
- Reactの公式ドキュメントを読む: Reactの公式ドキュメントには、基本的な概念や使い方が詳しく説明されています。
- オンラインチュートリアルやコースを活用する: 動画で学習できるものも多くあります。例えば、YouTubeやUdemy、CodecademyなどでReactの入門コースを探してみてください。
- 小さなプロジェクトを作ってみる: Todoリストやシンプルなゲームなど、自分で考えたアプリケーションを作ってみましょう。実際に手を動かすことで理解が深まります。
- コミュニティに参加する: ReactやJavaScriptの開発者コミュニティに参加して、質問したり他の人の質問に答えたりすることで学びが深まります。例えば、Stack OverflowやGitHub、DiscordのReactコミュニティなどがあります。
そして、最も重要なのは、諦めないことです。プログラミングの学習には時間がかかりますが、コツコツと続けることで必ず上達します。
初心者: ありがとうございます。頑張ってみます!最後に、今日学んだことを簡単にまとめていただけますか?
経験者: もちろんです。今日は以下のことを学びました:
- Windows環境の準備:VSCodeのターミナル設定とシステムの種類確認
- Node.jsとnpmのインストール
- Visual Studio Code(VSCode)のインストールと設定
- Reactプロジェクトの作成(create-react-app の使用)
- VSCodeでプロジェクトを開く方法
- Reactアプリケーションの実行(npm start の使用)
- Reactアプリケーションの終了と再起動
- コードの編集と変更の確認(ホットリロード機能)
- 新しいコンポーネントの作成と使用
これらの基本を押さえておけば、Reactの学習をさらに進めていく良い出発点になります。焦らずに一歩一歩進めていきましょう。
初心者: ありがとうございます。とても分かりやすかったです。これからも頑張って学習を続けていきます!
経験者: その意気込みが素晴らしいです。Reactの世界を楽しんでください。何か質問があれば、いつでも聞いてくださいね。頑張ってください!
まとめ
- Windows環境の準備: VSCodeのターミナル設定とシステムの種類確認。
- Node.jsとnpmのインストール: Node.js公式サイトからLTSバージョンをダウンロードし、インストール。
- Visual Studio Code(VSCode)のインストールと設定: VSCodeを公式サイトからダウンロードし、必要な拡張機能をインストール。
- Reactプロジェクトの作成: VSCodeのターミナルを使用して、create-react-appで新しいプロジェクトを作成。
- VSCodeでプロジェクトを開く方法: VSCodeの「File」メニューから「Open Folder」を選択し、プロジェクトフォルダを開く。
- Reactアプリケーションの実行: VSCodeのターミナルで
npm start
を実行し、開発サーバーを起動。 - Reactアプリケーションの終了と再起動: ターミナルでCtrl + Cを押して開発サーバーを停止。必要に応じて
npm start
を再実行。 - コードの編集と変更の確認:
App.js
を編集し、ホットリロード機能でブラウザの表示を確認。 - 新しいコンポーネントの作成と使用: 新しいコンポーネントを作成し、
App.js
で使用する方法を学ぶ。
これらの基本を押さえておけば、Reactの学習をさらに進めていく良い出発点になります。焦らずに一歩一歩進めていきましょう。