【2025年最新版】厚生年金保険料・国民年金保険料の口座振替が可能な金融機関一覧表~イオン銀行・GMOあおぞらネット銀行が対応開始で“革命的”に便利に~

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厚生年金保険料・国民年金保険料
口座振替が可能な金融機関一覧表


厚生年金保険料・国民年金保険料 口座振替対応金融機関一覧表(令和7年1月6日時点)

厚生年金保険料・国民年金保険料 口座振替対応金融機関一覧表
(令和7年1月6日時点)

※1 シティバンク銀行について、国民年金保険料に係る口座振替の取扱いがないため、ご注意ください。

※2 信用金庫等について、一部の金融機関・支店等においては口座振替の取扱いがない場合がありますので各金融機関へご照会ください。信用金庫の一覧は全国信用金庫協会のウェブサイトでご確認いただけます。

はじめに

日本において、サラリーマンや公務員などが加入する厚生年金、自営業や学生などが加入対象となる国民年金は、いずれも私たちの将来を支える重要な社会保障制度です。給与天引きや各種振込、口座振替など、多様な支払い方法がありますが、近年では銀行口座からの**自動振替(口座振替)**を利用する方が増えてきました。

2025年現在、厚生年金保険料・国民年金保険料の口座振替に対応している金融機関は、メガバンクや地方銀行、信用金庫などが中心でした。しかし、ついにイオン銀行GMOあおぞらネット銀行といったインターネット専業銀行でも対応が始まり、利便性が飛躍的に向上しています。これは、ネット銀行ユーザーにとってまさに**“革命的なニュース”**といえるでしょう。

一方で、ネット銀行の中でも利用者数が多く、人気の高い楽天銀行住信SBIネット銀行はまだ対応していません。今後の対応に期待するユーザーも多いことでしょう。

本記事では、厚生年金保険料・国民年金保険料を口座振替で支払うメリットから、対応可能な金融機関の一覧表をご紹介し、さらにイオン銀行・GMOあおぞらネット銀行が口座振替対応を開始したメリットを詳しく解説します。最後には、楽天銀行・住信SBIネット銀行が未対応である理由や今後の期待にも触れていますので、ぜひ参考にしてください。



1. 厚生年金保険料・国民年金保険料の口座振替とは

1-1. 厚生年金保険料と国民年金保険料の違い

  • 厚生年金保険料
    主に会社員(サラリーマン)や公務員など、法人に勤務している方が給与天引きされる形で納付しています。会社が保険料の半分を負担し、もう半分を従業員が負担する仕組みです。通常は給与からの天引きが一般的ですが、厚生年金基金や特定の制度などで独自に口座振替を行うケースや、個人事業主でも常勤の従業員がいる場合など、状況によっては口座振替が必要となることがあります。
  • 国民年金保険料
    自営業者やフリーランス、学生、無職の方(20歳以上60歳未満が原則)などが納付対象となります。給与天引きは無いため、自ら納付手続きを行う必要があり、口座振替を利用して毎月自動引き落としにするケースが多いです。年金事務所等で設定可能な前納割引制度なども活用すると、納付額を抑えられます。

1-2. 口座振替の仕組み

  • 国民年金の場合
    厚生労働省(日本年金機構)や市区町村窓口で申請手続きを行うと、指定した銀行口座から毎月自動的に保険料が引き落とされるようになります。前納割引を希望する場合は所定の手続きにより、一括で6カ月・1年・2年などをまとめて支払うことも可能です。
  • 厚生年金の場合
    多くは給与からの天引きです。ただし、特定の理由(個人事業主で従業員の厚生年金をまとめて支払う場合など)で、金融機関の口座振替による納付が行われるケースも存在します。一定の要件を満たすと、年金事務所への届出と金融機関への口座振替依頼によって毎月の支払いを自動化できます。

2. 口座振替のメリット

2-1. 払い忘れや滞納を防止

特に国民年金保険料は毎月の支払いが必要ですが、口座振替にしておけば指定日に自動的に銀行口座から引き落としされるため、うっかり支払いを忘れて滞納してしまうリスクを大きく減らせます。滞納は追納手続きを要する場合もあり、手間だけでなく未納期間の年金額が将来減額される可能性も出てきますので、口座振替での管理は非常に有効です。

2-2. 手数料や手間の削減

窓口払いや振込を行う場合、ATM手数料や振込手数料がかかったり、わざわざ金融機関の営業時間内に足を運ぶ必要があります。口座振替なら、残高を用意しておくだけで毎月の納付が自動的に完了。時間的コストも経済的コストも抑えられます。

2-3. 前納割引の適用(国民年金)

国民年金保険料の場合、6カ月前納・1年前納・2年前納を口座振替で行うと、納付額の割引が受けられる制度があります(クレジットカード納付などでも割引が適用される場合がありますが、口座振替のほうが割引率が大きいケースも)。将来的に年金をしっかりと受け取りたいなら、こうした制度の活用が家計の節約にもつながるでしょう。


3. インターネット専業銀行の参入がもたらす“革命”

3-1. 従来はメガバンク・地方銀行が中心

かつては、口座振替による支払いができるのはメガバンク(みずほ銀行、三井住友銀行、三菱UFJ銀行など)や地方銀行、信用金庫など、店舗を構えている従来型の金融機関がほとんどでした。インターネット専業銀行では一部の公共料金に対応しているところもありましたが、社会保険料である厚生年金保険料や国民年金保険料については対応範囲外とされることが多かったのです。

3-2. イオン銀行とGMOあおぞらネット銀行が対応開始

そんな中、イオン銀行GMOあおぞらネット銀行が国民年金保険料、さらには厚生年金保険料(※特定ケースなど)に口座振替対応を開始したことで、ネット銀行ユーザーにとっては朗報となりました。ネット銀行で普段の生活費やクレジットカード決済口座をまとめて管理している方にとって、年金保険料も同じ口座から自動引き落としできるようになるのは、家計管理が大幅に楽になる大きな進歩です。

3-3. 大手ネット銀行(楽天銀行・住信SBIネット銀行)の現状

ネット専業銀行の中でも、大手の楽天銀行住信SBIネット銀行はまだ対応していません。どちらもユーザー数が多く、各種ポイントサービスや証券連携などのメリットが大きいため、早期の対応を期待しているユーザーは少なくありません。
しかし、これまで公共料金の口座振替などサービス拡大を積極的に行ってきた実績があるため、今後の取り組みに十分期待が持てるでしょう。



4. イオン銀行・GMOあおぞらネット銀行対応開始の利点

4-1. ネット銀行で一元管理が可能に

イオン銀行・GMOあおぞらネット銀行いずれも、口座開設から振込・振替、残高照会、各種設定にいたるまでスマホアプリやWebブラウザで完結できるのが大きな強みです。今回、厚生年金保険料(特定のケース)や国民年金保険料の口座振替対応が可能になったことで、メインバンクとしての使い勝手が格段にアップしました。

給与の受取やクレジットカードの引き落とし、公共料金支払いなどと合わせて管理できるため、家計簿アプリとの連携もスムーズです。データが一元化されることで、月々の収支をより正確に把握しやすくなります。

4-2. ATM手数料や金利の優遇

  • イオン銀行
    イオンモールやイオン系列店舗に設置されているATMで基本的に手数料が無料になるなど、普段の生活圏内で現金を出し入れしやすい利点があります。ポイントサービス(WAONポイント、イオンカードセレクトとの連携など)も豊富で、家計管理にプラスαのメリットを与えてくれます。
  • GMOあおぞらネット銀行
    こちらも提携ATMや振込手数料に関する優遇プログラムが充実しています。GMOクリック証券などグループ企業との連携で金利UPやキャッシュバック施策が受けられるなど、資産運用にも力を入れたい方にメリットが大きい銀行です。

4-3. ポイント獲得や割引特典

口座振替をすることで直接ポイントが付与されるケースは少ないものの、グループ企業と連携したショッピングや決済によってポイント還元や割引特典を受けられる仕組みが多く用意されています。
たとえば、イオン銀行ならイオンカード×WAONポイントの組み合わせが強力であり、GMOあおぞらネット銀行は振込手数料無料回数UPキャッシュバック特典など、利用頻度が高いほど恩恵が大きくなる設計です。


5. 楽天銀行・住信SBIネット銀行はいつ対応?

5-1. 大手ネット銀行なのに未対応の理由

楽天銀行や住信SBIネット銀行は、多くのユーザーから「年金保険料の口座振替対応をしてほしい」という要望が寄せられています。
しかし、日本年金機構とのシステム連携金融機関内の事務・情報管理体制の整備など、対応にあたってクリアしなければならない課題があると考えられます。特に利用者数が多いネット銀行は、システム開発・テストに相当なコストと時間を要するため、慎重になっている面があるようです。

5-2. 他の公共料金では積極的に対応拡大

楽天銀行や住信SBIネット銀行は、他の公共料金(電気・ガス・水道など)や各種サービス(携帯電話料金、クレジットカード引き落としなど)には積極的に対応を拡大してきた実績があります。
そのため、厚生年金保険料・国民年金保険料の口座振替への対応も時間の問題ではないかという見方が強いです。ユーザーからの需要が多ければ多いほど、早期の実装が検討される可能性は十分にあるでしょう。

5-3. 今後の期待

両行とも高い知名度と利用者数を誇っているだけに、対応が開始されれば一気に利用する人が増えることが予想されます。特に楽天銀行の場合は、楽天カードや楽天市場、楽天ポイントなどの強力なエコシステムと連携できる点が魅力です。一方、住信SBIネット銀行はSBI証券などを含む資産運用サービスとの親和性が高く、利用者にとっては利便性がさらに高まるでしょう。
いずれにせよ、近い将来に対応が発表されることを多くのユーザーが期待しています。


6. まとめ:ネット銀行を使いこなして年金支払いをスマートに

厚生年金保険料・国民年金保険料の口座振替に対応する金融機関は従来から多くありましたが、近年はイオン銀行GMOあおぞらネット銀行のようなインターネット専業銀行が新たに参入し、利便性が大きく向上しています。これによって、家計の管理をネット銀行で一元化しやすくなり、さらにATM手数料優遇やポイントサービスといったメリットも受け取りやすくなりました。まさに、私たちの生活スタイルを変革する動きと言えます。

一方で、ネット銀行大手の楽天銀行住信SBIネット銀行は、まだ国民年金・厚生年金保険料の口座振替に未対応です。しかし、これまでの公共料金の支払い対応拡充などを見ても、今後の期待値は非常に高いでしょう。ユーザーが要望を上げ続けることで、実装のスピードアップが促進されるかもしれません。

こんな方におすすめ

  • ネット銀行をメインバンクとして使用している方
  • ATM手数料・振込手数料をできるだけ抑えたい方
  • スマホアプリやオンラインで家計を管理したい方
  • 前納割引を活用して、国民年金保険料を効率的に支払いたい方

今回紹介した検索機能付きの金融機関一覧表を使えば、すぐに自分の利用している銀行の対応状況を確認できます。今はまだ対応していない銀行でも、時期が来れば新たに対応開始となるケースも考えられるので、定期的に情報をチェックしておくと良いでしょう。

厚生年金保険料・国民年金保険料の口座振替は、払い忘れ防止と手間の削減、そして前納割引の適用といった大きなメリットをもたらしてくれます。この機会にぜひ、ネット銀行も含めた金融機関の選択肢を広げてみてください。あなたのライフスタイルにぴったりの口座を見つけて、スマートかつお得に社会保険料を納付していきましょう!



これからも年金関連の支払い方法は進化を続けるでしょう。自分に合った金融機関を選び、少しでも負担を減らして、安心で充実した日々を送れるようにしていきたいですね。

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