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スマホ代を劇的に節約!
デュアルSIM最強プラン
徹底比較&活用ガイド
はじめに
皆さんはスマホの通信費を抑えるために、いろいろな格安SIMプランを検討していませんか?「仕事用とプライベート用の番号を分けたい」「毎月の通信費を削減したい」といった悩みを同時に解決できる方法が、実はデュアルSIM(SIM2枚運用)です。
デュアルSIMを賢く使うと、通話し放題とデータ通信使い放題を低料金で手に入れられる可能性があります。通信品質や容量、料金オプションなど、多種多様な選択肢がある今こそ、2つのSIMカードやeSIMを組み合わせた最強プランが注目を集めています。
そこで本記事では、デュアルSIMとは何か、具体的にどのような組み合わせが“最強”なのか、そして運用する際に気をつけたいポイントを余すことなく解説します。さらにおすすめの格安SIMもピックアップしていますので、ぜひ最後までご覧いただき、あなたにぴったりのプランを見つけてください。
1. デュアルSIMとは?
デュアルSIMとは、1台のスマートフォンに2つのSIM(物理SIMやeSIM)を搭載して、2回線を同時に運用する方法です。多くのスマホは基本的にSIMスロットが1つですが、近年はデュアルSIMに対応したスマホが増えています。また、eSIM対応の機種なら、物理SIMとeSIMの組み合わせや、eSIM×eSIMの組み合わせで2回線を使うことも可能です。
デュアルSIMの種類
デュアルSIMの仕組みを理解するうえで重要なのが、以下の4つの方式です。
デュアルSIMの種類 | 同時待受(着信) | 通話中のデータ通信 | 4G/5Gの同時使用 |
---|---|---|---|
DSSS (Dual SIM Single Standby) | 不可 | 不可 | 片方のみ |
DSDS (Dual SIM Dual Standby) | 可能 | 不可 | 片方のみ |
DSDV (Dual SIM Dual VoLTE) | 可能 | 不可 | 両方可能 |
DSDA (Dual SIM Dual Active) | 可能 | 可能 | 両方可能 |
- DSDV:通話の待受は同時に行えますが、片方のSIMで通話している間にもう片方のSIMでデータ通信はできません。しかし両方のSIMで4G/5G接続が可能です。
- DSDA:理想はDSDAですが、日本では正式対応している端末が非常に少なく、ほぼ選択肢がありません。
ポイント:多くの人にとってはDSDV対応スマホが最も現実的です。2018年以降に発売された多くのiPhoneやAndroidのミドル〜ハイエンド機種が対応しています。
2. デュアルSIM最強の組み合わせ一覧
本記事でご紹介する“最強”の組み合わせを、まずは一覧表で確認しましょう。
組み合わせ | 月額料金 (税込) | 特徴 | こんな人におすすめ |
---|---|---|---|
楽天モバイル+mineo マイそく | 2,068円 | ・楽天モバイル通話かけ放題・mineoデータ無制限(最大1.5Mbps) | 通話もデータ通信も安く抑えたい人 |
楽天モバイル+LINEMO | 2,068円 | ・楽天Linkで国内通話無料・LINEギガフリー(3GBプラン) | 2つの番号を持ちながら、お得に通話・LINE使い放題 |
povo+ahamo | 2,970円 | ・ahamoは30GB+5分かけ放題込み・海外でも15日間利用可 | 通信品質を重視し、大容量も海外利用もカバーしたい人 |
povo+HISモバイル | 280円〜 | ・povoは基本料金0円・HISモバイルは月100MBまで使えば280円 | 極限まで維持費を下げたい人 |
自分が重視するポイント(通話、データ容量、通信品質、維持費など)を軸に、ぜひ最適な組み合わせを探してみてください。
3. デュアルSIMおすすめプランの詳細解説
3-1. 楽天モバイル×mineoマイそくスタンダード
月額合計:2,068円(税込)
- 楽天モバイル:3GBまで月額1,078円+Rakuten Linkで国内通話無料
- mineo (マイそくスタンダード):月額990円でデータ無制限(最大1.5Mbps)
特徴
- 通話専用(楽天モバイル)+データ専用(mineo)で役割を分担
- 楽天モバイルは3GBまでは1,078円で、しかも通話アプリ「Rakuten Link」経由なら国内通話が無料
- mineoの「マイそくスタンダード」は最大1.5Mbpsでデータ使い放題。ただし平日12〜13時は32kbpsに制限
ここがポイント
- 「お昼の時間帯」が最も遅くなる:平日の12〜13時のみ32kbpsなので、楽天モバイル回線を切り替えてデータ通信することで回避可能
- 楽天モバイルが“繋がりにくい”エリアがあっても、mineoはドコモ・au・ソフトバンク回線から選べるため、電波カバーの相乗効果が得やすい
こんな人におすすめ
- 音声通話をよく使うが、通話料金を極限まで節約したい
- 常に動画やSNSを気軽にチェックしたい(1.5Mbpsあれば、標準画質の動画視聴も可能)
- 昼休みだけは別回線を使って対策できる人
3-2. 楽天モバイル×LINEMO
月額合計:2,068円(税込)
- 楽天モバイル:3GBまで1,078円+Rakuten Linkで国内通話無料
- LINEMO(ベーシックプラン):3GBまで990円。LINEギガフリーで通話もデータ消費ゼロ
特徴
- 楽天モバイルで音声通話無料+LINEMOでLINE使い放題という強力コンボ
- それぞれ3GBプランなので、合計6GBをシェアして使えるイメージ
- ソフトバンク回線(LINEMO)と楽天回線を持つことで、地域による電波弱さを補完
ここがポイント
- LINEをよく使う人は特にお得:「LINEギガフリー」により、トーク・音声通話・ビデオ通話はデータ容量を消費しない
- 楽天モバイルで電話番号A、LINEMOで電話番号Bという形で2番号運用し、場合によっては2番号から電話し放題にもできる
こんな人におすすめ
- LINEビデオ通話が多い学生・主婦・ビジネスユーザー
- 電話番号を2つ持ちたいフリーランスや副業をしている人
- ソフトバンク回線と楽天回線を上手に使い分けたい人
3-3. povo×ahamo
月額合計:2,970円(税込)
- ahamo:30GB+5分かけ放題込み、月額2,970円
- povo:基本料0円で必要に応じてトッピングを購入
特徴
- ドコモ回線(ahamo)+au回線(povo)の2大キャリア回線を同時に持てる贅沢プラン
- ahamoは30GB+5分かけ放題がセット、さらに海外82〜91の国と地域で15日以内なら30GBまで追加料金なし
- povoは基本料0円のため、待受・サブ回線・トッピング活用がしやすい
ここがポイント
- ahamoをメイン回線とし、30GBを使い切ってしまった時や、ドコモの電波が弱い場所でau回線のpovoをサブ回線として活用
- povoは必要な時だけデータや通話オプションを付けられるので、一時的に大容量通信をしたいときや、1日使い放題を求める時などに便利
こんな人におすすめ
- 大容量と通信品質を両立したい人(ドコモ回線の安定感は抜群)
- 海外出張・旅行が多い人(ahamoなら海外でもそのまま利用OK)
- au回線をサブに常備しておきたい人
3-4. povo×HISモバイル
月額合計:280円(税込)〜
- povo:基本料金0円。180日ごとに有料トッピング必須(最低1回)
- HISモバイル:100MB以内なら月額280円。1GBまでなら月額550円
特徴
- povoの0円運用とHISモバイルの超低容量プランの組み合わせで、毎月の固定費を極限まで下げられる
- HISモバイルはドコモ回線を使用(※プランにより異なる場合もあり)。最低料金280円で音声通話機能が付いている
- povoでは24時間データ使い放題など、単発トッピングが豊富
ここがポイント
- 「データ通信はほとんどしないが、音声通話番号は欲しい」という人にぴったり
- povoでたまに大容量使いたい、HISモバイルで安く運用したい場合に最適。
- 180日間有料トッピングを購入しないと、povoは強制解約される可能性があるので注意が必要
こんな人におすすめ
- とにかく維持費を下げてサブ回線を確保したい人
- 普段はWi-Fi環境でほぼ生活している方
- 緊急時の連絡用に最低限の番号を持ちたい方
4. デュアルSIMにおすすめの格安SIM3選
4-1. 国内通話無料が魅力の楽天モバイル
楽天モバイルがデュアルSIMに向いている最大の理由は、Rakuten Linkアプリ経由で国内通話が無料になることです。
- 3GBまでなら月額1,078円(税込)。しかも通話料が無料
- 基本的に楽天回線内で使い放題だが、パートナー回線(au回線)に接続中は月5GBまで
ただし、楽天モバイルはエリアによっては繋がりづらい場所があったり、高速通信の割当が限られるなどのケースがある点に留意してください。デュアルSIMで補完できれば理想的です。
4-2. 基本料金0円で持てるpovo
povoはau回線を使用するオンライン専用プラン。
- 基本料金0円というインパクト
- ただし180日間有料トッピングを購入しないと強制解約のリスク
- 1日データ使い放題や7日間使い放題など「短期大容量」のトッピングが便利
サブ回線として契約しやすく、必要な時だけお金を払うスタイルは一部ユーザーにとって非常に使い勝手がいいです。
4-3. 月額料金が安いmineoの「マイそく」プラン
mineoには「マイピタ」という一般的な容量制プランと、「マイそく」という最大速度別の無制限プランがあります。
マイそくプランの種類
- スタンダード(月額990円):最大1.5Mbps
- プレミアム(月額2,200円):最大3Mbps
- ライト(月額660円):最大300kbps
- スーパーライト(月額250円):最大32kbps
※いずれも平日12〜13時は32kbpsに速度制限
スタンダード・プレミアムなら標準画質の動画やSNSもストレスなく使えます。一方、ライトやスーパーライトはデータ通信が遅いので、サブ回線や通話専用回線の維持に向いています。
5. デュアルSIMのメリット
- 複数回線を組み合わせて最強プランを作れる
- 通話はA社の格安プラン、データはB社の無制限プランなど、自分好みにカスタマイズできる。
- 番号の使い分けが可能
- 仕事用とプライベート用など、1台のスマホで2つの番号を持てる。連絡先を使い分けたいフリーランサーなどに最適。
- 電波状況に応じて回線を切り替えられる
- 楽天モバイルの電波が弱い場所ではドコモ回線を使う、など状況に応じて柔軟に対応可能。
- 海外でも便利
- 海外SIMと日本のSIMを同時に運用すれば、現地では現地SIMを使いながら日本の着信・SMSを受け取れる。
6. デュアルSIMのデメリット
- 対応スマホの必要性
- デュアルSIMはどのスマホでもできるわけではない。DSDV対応スマホ、またはeSIM対応スマホが必要。
- 消費電力が増える
- 2つの回線を同時待受するため、バッテリー消費はどうしても上がる。モバイルバッテリーなどで対策したい。
- 端末によってはSDカードスロットと排他
- SIMトレイが複数あっても、microSDカードを挿入できない場合がある(ハイブリッドスロット)。
- 設定がやや複雑
- どの回線をデータ専用にするか、どの番号を通話用にするかなど、最初の設定が苦手な人にはハードルが高い。
7. デュアルSIMを利用するための手順
ここでは、SIMカードの形態別に、デュアルSIMの具体的な設定手順を解説します。
7-1. SIMカード+SIMカードの場合
- SIMトレイを取り出す
- スマホの側面にあるSIMピンホールに付属のピンを挿し込み、トレイを引き出す。
- 2枚のSIMをセット
- トレイの形に合わせて、2枚のSIMカードを正しい向きでセット。
- トレイを装着し、電源を入れる
- スマホを再起動したら、回線切り替え設定(APN設定など)を行う。
- APN設定
- それぞれのSIMに対応したAPN(アクセスポイント名)情報を正しく入力する。
7-2. SIMカード+eSIMの場合
- 物理SIMをセットする
- 上記と同様にトレイに挿入し、APN設定を行う。
- eSIMを申し込む
- 事業者ごとにオンライン申込を完了させ、審査終了後にQRコードが発行される。
- スマホでQRコードを読み取り
- カメラまたは専用の読み取り機能でQRコードをスキャン。
- 画面の指示に従ってeSIMの通信プランを追加
- APNや回線名が表示されるので、案内通りに設定すれば完了。
7-3. eSIM+eSIMの場合
- 1枚目のeSIMをすでにアクティベートしている状態にする
- 2枚目のeSIMを申し込む
- 同様にQRコードを取得する。
- QRコードを読み取り、スマホに追加
- スマホ本体の設定画面「モバイル通信プランを追加」などを選択。
- 優先回線や通話回線、データ回線を指定
- どちらをデータメインにするかなど、使い方に合わせて調整。
8. よくある質問(FAQ)
Q1. デュアルSIMで2回線の通話を同時にできる?
- A1. 一般的なDSDVでは同時通話はできません。片方で通話中はもう片方は待受状態になり、通話には応答できません。
Q2. デュアルSIMにすると、どちらのSIMもLINEアカウントを作れる?
- A2. LINEアカウントは基本的に1つの電話番号につき1アカウントですが、端末でアプリが複数インストールできるか、スマホの機能次第で可能性はあります。ただし公式に推奨されていない手法もあるので注意しましょう。
Q3. 海外旅行の際、日本のSIMを挿したまま現地のSIMも使いたいけど高額請求にならない?
- A3. 基本的にデータローミングを切っておけば問題ありません。着信は受け取れますが、もし滞在中は全く必要ないなら機内モードにしておくのも方法です。
Q4. DSDV対応と書かれているスマホなら、どのキャリアのSIMでも使えるの?
- A4. SIMロック解除されていれば基本的に可能ですが、キャリアや端末の対応バンドによっては一部使えない場合もあります。購入時に必ず確認しましょう。
9. 免責事項
- 本記事の情報は公開時点のものであり、プラン内容や料金は予告なく変更される場合があります。必ず各通信事業者の公式サイトや店舗で最新情報をご確認ください。
- 本記事で紹介している組み合わせは、一例であり万人に最適なプラン構成を保証するものではありません。利用環境や使い方によって最適解は異なります。
- 当記事の内容を利用することによって生じたいかなる損害やトラブルに対しても、一切の責任を負いかねます。通信の安定性、速度、電波状態は地域や端末環境により異なります。
10. まとめ
デュアルSIMを活用すれば、通話し放題とデータ通信無制限を“いいとこ取り”で利用したり、2つの電話番号を1台で管理できるなど、大きなメリットが得られます。
- 楽天モバイルを通話専用で活用すれば、国内通話がほぼ無料に。
- mineoのマイそくやLINEMOを組み合わせれば、データ通信も充実。
- povoとahamoという組み合わせで、大手キャリア回線を安定的に利用できる。
- HISモバイルで維持費280円を実現すれば、月額コストを極限まで削減できる。
ただし、対応スマホの種類や、APN設定、各プランの細かな制約を理解しないと、十分に性能を引き出せない場合もあります。また、バッテリー消費の増加やお昼時の通信制限など、デュアルSIM特有の注意点も少なくありません。
あなたの使い方や、よく利用する時間帯・場所に合わせて、最適なSIMを2枚選ぶと、スマホライフがより快適でお得になるはずです。この記事を参考に、ぜひデュアルSIM最強の組み合わせを試してみてください。