はじめに(イントロダクション)
新入社員の皆さん、これからオフィスワークを始めるにあたって、「ショートカットキー」という言葉を耳にしたことはないでしょうか。パソコンで作業をする上で、マウスの操作だけに頼っていると意外に時間がかかってしまうものです。実は、キーボードのショートカットキーを使いこなすだけで、作業スピードが劇的にアップすることをご存じでしたか? 本記事では、新入社員として今すぐ身につけておきたいWindowsやMicrosoft Office製品(Word、Excel、PowerPoint)で使えるショートカットキーを、目的別に徹底解説します。
先に結論をお伝えすると、
- ショートカットキーの活用で、1日あたり数十分以上の時短が見込める
- Windowsの基本操作をマスターすると、ファイル操作やシステム設定がスムーズに
- Office(Word、Excel、PowerPoint)のショートカットは業務効率化に必須
- 覚えにくい場合は頻出の組み合わせだけでも押さえておくのがおすすめ
こうしたポイントを押さえれば、上司や先輩からの評価も上がりやすく、日々の残業削減にもつながります。今後のキャリアをスタートダッシュさせるためにも、ぜひ最後までご覧ください。

ショートカットキーを使うメリット
パソコン操作にはマウスやタッチパッドがありますが、わざわざカーソルをアイコンに合わせてクリック…という動作は、慣れないうちはなかなかの手間ですよね。ショートカットキーを活用する最大のメリットは、作業時間の短縮とストレスの軽減です。
- 作業スピードが上がる
例えば、コピー&ペーストをマウス操作だけで行うと「右クリック → コピー → 移動 → 右クリック → 貼り付け」と何度も操作が必要。しかし、Ctrl + C → Ctrl + Vを使いこなすことで、圧倒的にスムーズになります。これが積み重なると1日の業務時間に大きく差がつくわけです。 - マウスの移動が不要
マウスを動かすときに必ずポインタを探す必要があるため、視線や手を頻繁に移動しなければいけません。ショートカットキーならキーボードに集中して操作できるので、自然と生産性が上がります。 - 姿勢の安定
マウス操作がメインだと、どうしても腕を伸ばしたり、肩に力を入れたりしがちです。キーボード中心の作業であれば、手首や肩への負担も軽減され、作業姿勢がより安定するというメリットも。
初心者の方が最初に覚えるのは少し大変かもしれませんが、反復することで、徐々に「無意識に使える」ようになります。ぜひ本記事で紹介するショートカットを上手に取り入れてみてください。
Windowsショートカットキーで作業効率UP
基本操作編
まずは、Windows全体で通用する代表的なショートカットキーをピックアップします。ここをしっかり押さえておくことで、ファイル操作や複数アプリの管理が格段にラクになるはずです。
- デスクトップの表示
Windows + D
作業を一旦整理したいときや、すぐにデスクトップにアクセスしたいときに便利です。 - タスクビュー(マルチデスクトップや最近の作業)を表示
Windows + Tab
開いているウィンドウを俯瞰でき、仮想デスクトップの切り替えや追加・削除も簡単に行えます。 - ウィンドウの並べ替え(スナップ機能)
Windows + ←/→
選択中のウィンドウを画面の左右に整列させます。マルチタスク時に非常に重宝します。 - アプリケーションの切り替え
Alt + Tab
複数のウィンドウを行き来する際の定番ショートカット。長押しでサムネイルを表示し、切り替え先を選択可能です。 - ファイルエクスプローラーを開く
Windows + E
ファイル・フォルダの操作は頻繁に行うので、とっさに開きたいときに大活躍。 - 設定画面を開く
Windows + I
システム設定やデバイス設定、アプリ管理などをまとめて行いたい場合に覚えておきたいショートカット。 - ロック画面へ移行
Windows + L
席を離れる際のセキュリティ対策に欠かせません。
フォルダ・ファイル操作編
ファイル操作は業務の中でも頻度が非常に高いものです。まずは基本のコピペだけでなく、ファイル名の変更や検索など、便利なポイントを押さえましょう。
- スタートメニューの検索をすぐに開始
Windows + S
アプリやファイルを探すときは、ここからキーワードを入力すると素早く検索可能です。 - フォルダ・ファイルのコピー / 切り取り / 貼り付け
Ctrl + C / Ctrl + X / Ctrl + V
シンプルながら最重要。資料や画像を扱うときの必須テクニック。 - ファイル名変更
F2
いちいち右クリックで「名前の変更」を選択しなくても一発です。 - 新しいフォルダ作成
Ctrl + Shift + N
フォルダ分けが習慣化すると、社内資料の整理もはかどります。 - ファイルの削除・完全削除
Delete(Shift + Deleteで完全削除)
ゴミ箱に入れるだけならDeleteキーでOK。Shift + Deleteは取り戻せないので要注意。
ブラウザで使えるショートカットキー
一般的なナビゲーション
日々のリサーチや情報収集で欠かせないのがブラウザです。Google Chrome、Firefox、Microsoft Edgeなど、多くのブラウザで共通するショートカットキーを活用しましょう。
- 新しいタブを開く
Ctrl + T
検索や参考サイトをどんどんタブで開きたいときに便利。 - タブを閉じる
Ctrl + W
不要になったタブは素早く整理。閉じすぎたと思ったら次のショートカットを。 - タブを再度開く(直近で閉じたタブを復元)
Ctrl + Shift + T
間違って閉じてしまったタブの救済策。 - アドレスバーにフォーカス
Ctrl + L または F6
URLを打ち直したり、検索窓として使いたいときに使えます。 - シークレットモードを開く(プライベートブラウジング)
Chrome, Opera: Ctrl + Shift + N Firefox, IE: Ctrl + Shift + P
社外秘の情報を調べる場合や、ログイン情報を残したくないときに便利です。
テキストとページ内検索
- ページ内で検索
Ctrl + F
大量のテキストから必要なキーワードを見つけるのに必須。 - 検索キーワードを次へ/前へ
F3 または Enter / Shift + Enter
文章の中をジャンプしながら参照する際に便利。
Microsoft Office共通ショートカットキー
ここからは、ビジネスで使う頻度の高いMicrosoft Office製品(Word、Excel、PowerPoint)に共通するショートカットキーを紹介します。Word・Excel・PowerPointいずれを使うにしても、次の操作はほぼ同じ感覚で利用できますので、まずはここを覚えると効率化が進みます。
文書・スプレッドシート・プレゼンテーションの編集
- コピー / 切り取り / 貼り付け
Ctrl + C / Ctrl + X / Ctrl + V
Windows全体と同じくOffice製品でも大活躍。 - 取り消し / やり直し
Ctrl + Z / Ctrl + Y
誤操作したときの保険として必須。どんどん試行錯誤する際に重宝します。 - 全て選択
Ctrl + A
文書やシート内の全テキスト・セルを一気に選択可能。 - 太字 / 斜体 / 下線
Ctrl + B / Ctrl + I / Ctrl + U
強調表示したい場合に役立ちます。
移動・選択
- 単語単位の移動
Ctrl + → / Ctrl + ←
テキストの編集時にポインタを単語ごとに移動させたいときに便利。 - 段落単位の移動
Ctrl + ↓ / Ctrl + ↑
一気に段落単位で移動できるので、大きな文書を扱うときに役立ちます。 - 単語・段落単位での選択
Ctrl + Shift + → / Ctrl + Shift + ← / Ctrl + Shift + ↓ / Ctrl + Shift + ↑
修正箇所や範囲をサッと選択したいときに重宝するショートカット。
ファイル操作
- 新規作成
Ctrl + N
素早く新しいドキュメントやスプレッドシートを開発できます。 - ファイルを開く
Ctrl + O
過去データを参照・編集する場面で定番。 - ファイル保存
Ctrl + S
小まめな保存は作業リスク低減の大前提。定期的に行いましょう。 - 印刷
Ctrl + P
会議資料の印刷や配布用ドキュメントをすぐにプリントできます。 - ファイルを閉じる
Ctrl + W
不要なドキュメントを素早く閉じてメモリ負荷を下げるのも大事。
その他の便利操作
- 検索 / 置換
検索: Ctrl + F 置換: Ctrl + H
テキストの一括修正やチェックに欠かせません。 - 中央揃え / 左揃え / 右揃え
Ctrl + E / Ctrl + L / Ctrl + R
表や文書のレイアウトを整えるときに地味に便利なショートカット。 - 書式を選択して貼り付け
Ctrl + Shift + V
余計な装飾を取り除いて貼り付けたい場合に使用。
Wordで使えるショートカットキー
Wordはビジネス文書の作成で最も使用頻度が高いツールのひとつです。表や画像、脚注など多機能ですが、ショートカットを使いこなせば作業負荷は大きく軽減できます。
フォーマット設定
- 段落のインデントを増やす / 減らす
Ctrl + M / Ctrl + Shift + M
レポートや議事録のレイアウト調整がスムーズに。 - インデントを挿入 / 解除
Tab / Shift + Tab
箇条書きの調整などでよく使います。 - 段落の行間を1行 / 1.5行 / 2行に設定
Ctrl + 1 / Ctrl + 5 / Ctrl + 2
レイアウトを整える際、行間の調整は読みやすさに直結します。 - 脚注 / 文末脚注の挿入
Alt + Ctrl + F / Alt + Ctrl + D
研究資料や報告書で参考文献を示す際に用いる場合に便利。
スタイル適用
- スタイルウィンドウを表示
Alt + Ctrl + Shift + S
文書全体の見出しやフォントサイズを統一したい場合に重宝。
ナビゲーション
- 文書の先頭 / 末尾に移動
Ctrl + Home / Ctrl + End
長文の報告書を編集するときに必須の操作です。
レビュー
- スペルチェックと文法チェック
F7
誤字脱字のチェックを自動的に行ってくれるので、納品前には必ず活用しましょう。 - コメントの追加
Alt + Ctrl + M
チームで協同作業するときに、指摘やメモを素早く挿入。
テキストの挿入
- 現在の日付 / 現在の時間を挿入
Alt + Shift + D / Alt + Shift + T
議事録や契約書作成時に便利です。
クリップボード
- 書式なし貼り付け
Ctrl + Shift + V
他の文書からコピーしたテキストを貼る際、余計な装飾を消したいときに役立ちます。
Excelで使えるショートカットキー
新入社員にとって、最初のハードルになりやすいのがExcelです。関数だけでなく、ショートカットキーを駆使して作業の時短やミスの減少を図りましょう。
データ編集
- アクティブセルの編集
F2
セル内容を修正するときに必須。セルをダブルクリックする手間が省けます。 - 選択範囲のセルを埋める
Ctrl + Enter
複数セルに同じデータを入力するときに便利。 - オートフィル(上のセルの内容をコピー)
Ctrl + D
テーブル形式の作業で同じデータを入力する際、飛躍的に効率化。 - 現在の日付 / 現在の時刻を入力
Ctrl + ; / Ctrl + Shift + ;
日報や日付付きのリストを作るときに役立ちます。
データ操作
- 列の挿入 / 削除
Ctrl + Shift + "+" / Ctrl + "-"
データが急に増えたときや不要列を削りたいときに便利。 - セルの書式設定ダイアログ表示
Ctrl + 1
セルのフォーマット変更(表示形式、フォントなど)を一括で行えます。 - シート間の移動
Ctrl + Page Up / Ctrl + Page Down
別のワークシートへの切り替えが瞬時に可能。 - フィルターの適用/解除
Ctrl + Shift + L
データ集計で欠かせないオートフィルターをさっと使えるように。
ワークブック操作
- 新しいワークブックの作成
Ctrl + N
- ワークブックを閉じる
Ctrl + F4
- ワークブック間の切り替え
Ctrl + Tab
シート操作
- 新しいシートの挿入
Shift + F11
- シートの名前変更
Alt + O + H + R
マウス操作だと手間取りがちな操作もラクにできます。
関数・数式
- 関数ウィザードを開く
Shift + F3
- 数式バーをアクティブにする
F2
- 選択範囲を配列数式として入力
Ctrl + Shift + Enter
配列数式を使いたいときに必須。
表示
- 印刷プレビュー
Ctrl + F2
レイアウトを確認する際に活用しましょう。 - 全画面表示の切り替え
Alt + W, F
多くの列や行を見渡したいときに便利。
PowerPointで使えるショートカットキー
プレゼン資料の作成で使用するPowerPointも、ショートカットキーを覚えれば、スライド作成やオブジェクト操作を効率化できます。
スライド操作
- 新しいスライドの挿入
Ctrl + M
- 選択中のスライドを複製
Ctrl + Shift + D
フォーマットを維持したまま、似たレイアウトのスライドを複数作りたいときに便利。 - スライドショーを開始(先頭から / 現在のスライドから)
F5 / Shift + F5
リハーサル時のチェックを素早く行えます。
図形操作
- 図形やオブジェクト間の移動
Tab / Shift + Tab
- 図形の移動(微調整 / 大幅移動)
矢印キー / Ctrl + 矢印キー
- 図形の複製
Ctrl + D
- グループ化 / 解除
Ctrl + G / Ctrl + Shift + G
複数の要素をまとめて動かしたいときに便利。 - 図形の回転
Alt + ← / Alt + →
細かい角度調整が可能になります。
プレゼンテーション
- スライドショーの終了
Esc
- ブラックスクリーン / ホワイトスクリーン
B / W
プレゼン途中で画面を切り替え、聴衆の注意を話者に向けるのに有効です。
レビュー
- スペルチェック
F7
誤字を防ぐために最後の確認で使いましょう。
ショートカットキーをマスターするコツと活用法
ここからは、覚えたショートカットキーを実際に使いこなすためのコツや学習法を紹介します。特に新入社員の方は、最初のうちに習得しておくと後々の業務効率に大きな差が出るので、ぜひ参考にしてください。
- 少しずつ確実に覚える
一度に多くのショートカットキーを詰め込みすぎると混乱します。まずは最頻出のコピー、切り取り、貼り付け、取り消し、やり直しなど、覚えやすいものから着手しましょう。 - 付箋やメモで意識づけ
覚えたいショートカットをモニター横などにメモしておくと、すぐに参照できて定着しやすいです。意識的に繰り返し使うことで、自然と身につきます。 - 業務フローに取り入れる
例えば、プレゼン資料作成の手順で「新しいスライドを追加 → テキストを貼り付け → 保存」といった流れがある場合、Ctrl + M → Ctrl + V → Ctrl + Sと最初からショートカットで回すクセをつけましょう。 - 定期的に振り返り・追加学習
最初は最低限のショートカットキーだけで回し、慣れてきたら新しいショートカットを追加学習していきます。1つ覚えるたびに「これはこんな場面で使える」と社内で同僚に共有してみると、記憶が定着しやすくなるでしょう。 - ショートカット表を手元に置く
しっかりまとまった表や、この記事の一覧をプリントアウトして机に置くのも有効です。繰り返し目にすることで、頭に入りやすくなります。 - 上級テクニックへのステップアップ
ショートカットキーに慣れてきたら、次はマクロやスクリプトなどの自動化ツールにも興味を持ってみてください。Excel VBAやPower Automateなどを活用すれば、さらに効率化が進み、業務改善の提案もできるようになります。
まとめ
本記事では、新入社員の皆さんが業務効率をアップさせるために知っておきたいショートカットキーを徹底解説しました。Windowsやブラウザ、そしてMicrosoft OfficeのWord・Excel・PowerPointといったビジネスの必須ツールでの操作が格段にスムーズになるはずです。
- Windowsショートカットキー:ファイル操作やウィンドウ管理が迅速化
- ブラウザのショートカットキー:情報収集や検索が快適に
- Microsoft Office共通ショートカットキー:文書作成、データ処理、プレゼンが劇的に効率化
- Word・Excel・PowerPointの専用ショートカットキー:それぞれの特徴的な機能をスピーディに扱える
どれも日々のちょっとした手間を削減し、作業に集中できるようになる効果が期待できます。業務スピードだけでなく、タイピングやパソコン操作のスキル向上にも役立つでしょう。最初は慣れないかもしれませんが、焦らず少しずつ覚え、実践することで自然に身についていきます。
最後に、本記事の内容に関連する公式の参照先として、以下のリンクも併せて確認してみてください。より詳細な使い方やバージョンごとの差異について学ぶことができます。
ぜひ、今日からショートカットキーを意識的に活用してみてください。新入社員として先輩たちに追いつき、さらには業務改善やイノベーションを提案できる人材へと成長する足がかりになるはずです。
免責事項
本記事で紹介しているショートカットキーは、OSやアプリケーションのバージョンによって動作や挙動が異なる場合があります。実際の業務で使用する際は、必ずご自身の環境で動作確認を行ってください。また、本記事の内容は情報提供のみを目的としており、その正確性を保証するものではありません。いかなる損害に対しても一切の責任を負いかねますので、ご了承ください。