「Wi-Fiルーターの箱に書いてある『2.4GHz』と『5GHz』って何が違うの？」
「スマホでWi-Fiに繋ごうとしたら、同じような名前の接続先が2つ出てきて迷った…」
こんな経験、ありませんか？ Wi-Fiは今や私たちの生活に欠かせないものですが、その「周波数帯」については意外と知らない方も多いのではないでしょうか。特に「2.4GHz（ギガヘルツ）」と「5GHz」という2つの選択肢があると、「結局どっちを選べばいいの？」と悩んでしまいますよね。
こんにちは！あなたのスマホ・パソコンライフをサポートする「エンジョイ経理編集長」です。
今回の記事では、多くの方が疑問に思っている Wi-Fiの周波数帯「2.4GHz」と「5GHz」の違い について、それぞれの メリット・デメリット を分かりやすく解説します。さらに、 どんな場面でどちらを使うのが最適なのか、具体的な 選び方のポイント まで、初心者の方にも理解できるよう丁寧に説明していきます。
この記事を読めば、もうWi-Fi接続で迷うことはありません！ご自身の環境に最適な周波数帯を選び、より快適なインターネットライフを手に入れましょう。
それでは、さっそく見ていきましょう！
Wi-Fiの周波数帯とは？まずは基本を知ろう
まず、Wi-Fiがどのように通信しているか、基本的な仕組みからお話ししますね。Wi-Fiは、目には見えない「電波」を使って、スマホやパソコンなどの機器をインターネットに接続しています。この電波が通る道のことを「周波数帯」と呼びます。
現在、一般的に使われているWi-Fiには、大きく分けて 「2.4GHz」 と 「5GHz」 という2つの主要な周波数帯があります。
多くのWi-Fiルーターは、この両方の周波数帯に対応しており、それぞれの電波を同時に飛ばしています。そのため、スマホやパソコンでWi-Fi設定画面を開くと、利用可能なネットワーク一覧に、似たような名前の接続先（SSIDと呼ばれます）が2つ表示されることがあるのです。
SSIDの末尾で区別できることが多い！
- 「aterm-XXXXXX-g」や「buffalo-G-XXXX」など、末尾に「g」や「G」が付いている → 2.4GHz帯
- 「aterm-XXXXXX-a」や「buffalo-A-XXXX」など、末尾に「a」や「A」が付いている → 5GHz帯
（※ルーターメーカーや設定によって表示名は異なりますが、多くの場合このように区別されています。）
この2つの周波数帯は、それぞれ異なる特徴を持っています。どちらが良い・悪いという単純な話ではなく、利用する環境や目的に合わせて使い分けることが、快適なWi-Fi利用の鍵となります。
2.4GHz Wi-Fiの特徴：メリットとデメリットを徹底解剖！
まずは、古くから使われている「2.4GHz」の特徴を見ていきましょう。
メリット①：壁や障害物に強く、遠くまで届きやすい！
2.4GHzの最大のメリットは、 電波が障害物に強い ことです。電波には波長があり、2.4GHzの電波は波長が比較的長いため、 壁やドア、家具などの障害物を回り込んだり、ある程度通過したりしやすい という性質を持っています。
そのため、ルーターから離れた部屋や、壁の多い家でも電波が届きやすく、家全体を広くカバーするのに向いています。「ルーターはリビングにあるけど、寝室でもWi-Fiを使いたい」といった場合に頼りになります。
メリット②：対応機器が多く、汎用性が高い！
2.4GHzは、Wi-Fiが登場した初期から使われている周波数帯です。そのため、 古い規格のスマホやパソコン、ゲーム機、さらにはスマート家電やIoT機器など、非常に多くのデバイスが2.4GHzに対応しています。
「この機器、5GHzに対応してるかな？」と心配することなく、ほとんどのWi-Fi対応機器を接続できるという安心感は、大きなメリットと言えるでしょう。
デメリット①：通信速度が比較的遅め…
2.4GHzのデメリットとしてまず挙げられるのが、 5GHzと比べると通信速度が遅くなりやすい 点です。
もちろん、メールのチェックやWebサイトの閲覧程度であれば問題ないことが多いですが、高画質の動画をストリーミング再生したり、オンラインゲームをプレイしたり、大容量のファイルをダウンロードしたりする際には、少し物足りなさを感じるかもしれません。
デメリット②：電波干渉を受けやすい！
これが2.4GHzの最も悩ましい点かもしれません。実は、 2.4GHz帯はWi-Fi以外の様々な機器でも利用されている ため、非常に混雑しやすい周波数帯なのです。
- 電子レンジ: 動作中に強力な電波を発生させ、Wi-Fi通信を妨害することがあります。
- Bluetooth機器: ワイヤレスイヤホンやマウス、キーボードなども同じ2.4GHz帯を使用しており、干渉の原因となることがあります。
- コードレス電話機
- 近隣の家のWi-Fiルーター: 2.4GHzは電波が遠くまで届きやすいため、隣の家やマンションの上下階のWi-Fi電波とも干渉しやすくなります。
これらの機器からの電波干渉を受けると、Wi-Fiの通信速度が急に遅くなったり、接続が不安定になったり、途切れたりすることがあります。「特に何もしていないのに、急にネットが遅くなった…」という場合、もしかしたら電子レンジを使っているタイミングだった、なんてこともあり得るのです。
5GHz Wi-Fiの特徴：メリットとデメリットを徹底解剖！
次に、比較的新しい周波数帯である「5GHz」の特徴を見ていきましょう。
メリット①：通信速度が速い！
5GHzの最大の魅力は、何と言っても 通信速度の速さ です。 2.4GHzに比べて、より多くのデータを一度に送受信できるため、理論上の最大通信速度が格段に向上します。
4Kなどの高画質動画のストリーミング再生、対戦型のオンラインゲーム、大容量ファイルのダウンロードやアップロード、複数人での同時接続 など、高速通信が求められる用途には5GHzが圧倒的に有利です。サクサク快適なインターネットを楽しみたいなら、5GHzは最適な選択肢となります。
メリット②：電波干渉が少なく、安定しやすい！
2.4GHz帯が様々な機器で混雑しているのに対し、 5GHz帯は基本的にWi-Fi専用 のような形で利用されています。 電子レンジやBluetoothなど、他の家電製品からの電波干渉を受けることがほとんどありません。
また、利用できるチャンネル数（電波の通り道）も2.4GHzより多いため、近隣のWi-Fiルーターとの干渉も起こりにくくなっています。これにより、 通信が安定しやすく、速度低下や途切れが起こりにくい という大きなメリットがあります。特にマンションなど、Wi-Fiが密集している環境では、この安定性が光ります。
デメリット①：壁や障害物に弱い…
高速で安定している5GHzですが、弱点もあります。それは、 壁や床、ドアなどの障害物に弱い ことです。 5GHzの電波は波長が短いため、2.4GHzほど障害物を回り込んだり、透過したりするのが得意ではありません。
ルーターのある部屋から壁を隔てた別の部屋になると、電波が急に弱くなったり、届きにくくなったりすることがあります。コンクリートの壁など、特に電波を通しにくい素材があると、その影響は顕著になります。
デメリット②：電波の届く範囲が比較的狭い…
障害物に弱いという特性と関連して、 5GHzは2.4GHzに比べて電波が届く範囲も狭くなる傾向があります。ルーターのすぐ近くであれば高速通信の恩恵を最大限に受けられますが、ルーターから離れるにつれて電波は弱くなりやすいです。
広い家全体を1台のルーターの5GHz帯だけでカバーするのは難しい場合があります。
【深掘り解説】障害物と電波干渉の影響をもう少し詳しく！
2.4GHzと5GHz、それぞれのメリット・デメリットを見てきましたが、「障害物」と「電波干渉」について、もう少しだけ詳しく見てみましょう。これが、どちらを選ぶかの重要な判断材料になります。
障害物による影響：「減衰」「回折」「反射」って何？
Wi-Fiの電波が障害物の影響を受ける際、主に3つの現象が関わっています。
- 減衰（げんすい）： 電波が壁などの障害物を通り抜ける際に、エネルギーを失って弱くなることです。
- 5GHz: 障害物を通過すると、電波が大きく弱くなりやすい。
- 2.4GHz: 比較的、障害物を通過しても弱くなりにくい。
- 回折（かいせつ）： 電波が障害物の角などに当たった際に、その向こう側に回り込んで進む性質です。
- 2.4GHz: 波長が長いため回り込みやすく、障害物の影になっている場所にも比較的電波が届きやすい。
- 5GHz: 直進性が強く、あまり回り込まないため、障害物の影には電波が届きにくい。
- 反射（はんしゃ）： 電波が壁などにぶつかって跳ね返ることです。
- 5GHz: 直進性が強く反射しやすいため、強い反射波が元の電波と干渉し合い、かえって通信を不安定にさせてしまうことがあります（マルチパス干渉）。
- 2.4GHz: 反射の影響は5GHzほど大きくない傾向があります。
このように、障害物に対する振る舞いは2.4GHzと5GHzで大きく異なります。一般的に、 障害物が多い環境では2.4GHzの方が有利 と言えます。
電波干渉の現実：なぜ2.4GHzはそんなに混雑するの？
先ほども触れましたが、2.4GHz帯が混雑する理由は、Wi-Fi以外の機器が多く使っていることに加えて、 利用できるチャンネル数が少ない ことも挙げられます。チャンネルとは電波の通り道のことで、この道が少ない上に、たくさんの機器がひしめき合っているため、渋滞（＝干渉）が起きやすいのです。
さらに、2.4GHzは電波が遠くまで届きやすいというメリットが、逆に 隣近所のWi-Fiとも干渉しやすい というデメリットにも繋がっています。
一方、5GHz帯は利用できるチャンネル数が多く、他の家電との干渉もほとんどありません。また、電波が遠くまで届きにくい性質上、近隣のWi-Fiとの干渉も比較的少ないため、 クリーンで安定した通信環境を保ちやすい のです。
結局どっちを選ぶべき？ シーン別・目的別 おすすめガイド
さあ、ここまでの特徴を踏まえて、あなたがどちらの周波数帯を選ぶべきか、具体的なシーンや目的別に考えていきましょう！
ケース①：とにかく速度重視！動画視聴やオンラインゲームを快適に楽しみたい！
→ 迷わず「5GHz」を選びましょう！
- おすすめの状況:
- ルーターの近くでWi-Fiを使うことが多い。
- 高画質（4Kなど）の動画をストリーミングで見たい。
- オンラインゲームでラグ（遅延）を減らしたい。
- 大容量のファイルを頻繁にやり取りする。
- 家族など複数人で同時にWi-Fiを使うことが多い。
- 周囲にWi-Fiルーターが多く、電波干渉が気になる（マンションなど）。
5GHzの高速通信と安定性は、これらの用途に最適です。ただし、ルーターから離れた部屋や障害物の多い場所では、電波が弱くなる可能性があるので注意が必要です。
ケース②：安定性重視！ルーターから離れた部屋や壁が多い場所でも使いたい！
→ 「2.4GHz」を試してみましょう！
- おすすめの状況:
- ルーターから離れた部屋（寝室、書斎など）でWi-Fiを使う。
- 家の構造上、壁やドアが多い。
- 鉄筋コンクリートの建物に住んでいる。
- 速度はそこそこで良いので、とにかく安定して繋がってほしい。
- メールチェックやWebサイト閲覧が主な用途。
5GHzの電波が不安定になったり、届きにくかったりする場所では、障害物に強い2.4GHzの方が安定して接続できる可能性が高いです。速度は5GHzに劣りますが、「繋がらない」よりは「少し遅くても繋がる」方が良いですよね。
ケース③：使っているデバイス（スマホ・PC）が古いかも？
→ デバイスの対応状況を確認し、「2.4GHz」が必要な場合も！
最近のスマホやパソコンはほとんど5GHzに対応していますが、数年前のモデルや、安価なタブレット、スマート家電（スマートスピーカー、ネットワークカメラ、スマートリモコンなど）の中には、 2.4GHzにしか対応していない ものもあります。
お使いのデバイスの取扱説明書や仕様表を確認し、もし5GHzに対応していなければ、必然的に2.4GHzに接続する必要があります。全てのデバイスを快適に使いたい場合は、両方の周波数帯に対応したルーター（最近のものはほとんど対応しています）を用意し、デバイスごとに適切な方に接続しましょう。
迷ったらどうする？ まずは「5GHz」から試すのがおすすめ！
「結局、自分の家ではどっちがいいのか分からない…」という方も多いと思います。そんな時は、 まず「5GHz」に接続してみて、通信状況を確認する のがおすすめです。
- スマホやパソコンで、末尾に「a」や「A」が付いている（または「5G」と明記されている）SSIDに接続します。
- 普段Wi-Fiを使う場所（リビング、寝室、書斎など）で、速度測定サイトやアプリを使って速度を測ったり、動画を再生したりして、安定性を確認します。
- もし、速度が十分で接続も安定しているようなら、そのまま5GHzを使い続けましょう。
- もし、速度が遅い、途切れる、電波が弱いと感じる場合は、末尾に「g」や「G」が付いている（または「2.4G」と明記されている）2.4GHzのSSIDに接続し直して、再度安定性を確認します。
このように、まずは高速な5GHzを試してみて、問題があれば安定志向の2.4GHzに切り替える、という手順で試すのが効率的です。
ちょっと待って！「バンドステアリング」機能って何？ 便利なの？
最近のWi-Fiルーターには、「バンドステアリング」や「スマートコネクト」といった機能が搭載されていることがあります。
これは、 ルーターが自動的に接続するデバイスの状況や電波環境を判断し、2.4GHzと5GHzのどちらか適切な方に自動で振り分けてくれる機能 です。この機能が有効になっていると、Wi-Fiの接続先（SSID）が1つしか表示されず、ユーザーは周波数帯を意識せずに接続できます。
初心者にとっては接続管理が楽になる というメリットがあります。しかし、でも触れられているように、 必ずしも常に最適とは限りません。
- メリット:
- 接続先が1つで分かりやすい。
- 周波数帯の選択をルーターに任せられる。
- デメリット:
- ルーターの判断が最適でない場合があり、意図しない周波数帯に接続されてしまうことがある（例：本当は5GHzで接続したいのに、電波状況によって勝手に2.4GHzに切り替わるなど）。
- Wi-Fi 6以降の比較的高性能なルーターでは、手動でデバイスごとに最適な周波数帯（例：PCは5GHz、スマート家電は2.4GHz）に固定した方が、かえって速度や安定性が向上する場合がある。
- 接続しているデバイスが多い（10台以上など）場合は有効な場合もあるが、一般的な家庭環境では手動設定の方が好ましいケースも。
もし、バンドステアリング機能が有効になっていて通信が不安定だと感じる場合は、ルーターの設定画面からこの機能をオフにし、2.4GHz用と5GHz用のSSIDを個別に表示させ、手動で接続先を選んでみるのも一つの手です。
Wi-Fiルーターの「世代（規格）」も実は重要！
2.4GHzと5GHzの選択も大切ですが、快適なWi-Fi環境のためには、お使いの Wi-Fiルーター自体の性能、特に「世代（規格）」も非常に重要 です。
Wi-Fiには、「Wi-Fi 4 (IEEE 802.11n)」「Wi-Fi 5 (IEEE 802.11ac)」「Wi-Fi 6 (IEEE 802.11ax)」「Wi-Fi 6E」「Wi-Fi 7」といった世代（規格）があります。新しい世代ほど、通信速度が速く、複数台接続に強く、省エネ性能も向上しています。
- Wi-Fi 5: 主に5GHz帯の高速化に貢献しました。
- Wi-Fi 6: 5GHz帯だけでなく、2.4GHz帯の通信効率も改善し、混雑した環境での安定性が向上しました。
- Wi-Fi 6E / Wi-Fi 7: 新たに「6GHz帯」を利用可能にし、さらなる高速化と低遅延を実現しています。（ただし、対応ルーターと対応デバイスが必要です）
もし、お使いのWi-Fiルーターが何年も前の古いモデル（例えばWi-Fi 4など）の場合、いくら5GHzに接続しても、その性能を十分に引き出せない可能性があります。また、古いルーターは5GHzに対応していない場合もあります。
「最近インターネットが遅いな」と感じたら、周波数帯の選択だけでなく、 Wi-Fiルーターの買い替え も検討してみる価値は大いにあります。最新のWi-Fi 6対応ルーターにするだけでも、通信環境が劇的に改善されることがありますよ。
まとめ：あなたに最適なWi-Fi周波数帯を見つけて快適インターネット！
今回は、Wi-Fiの「2.4GHz」と「5GHz」という2つの周波数帯の違いについて、詳しく解説してきました。最後にポイントを整理しましょう。
- 2.4GHz:
- メリット: 障害物に強く遠くまで届きやすい、対応機器が多い。
- デメリット: 速度が遅め、電波干渉を受けやすい（電子レンジ、Bluetooth、近隣Wi-Fiなど）。
- おすすめな人: 安定性重視、ルーターから離れた場所で使う、古い機器も接続したい。
- 5GHz:
- メリット: 通信速度が速い、電波干渉が少なく安定しやすい。
- デメリット: 障害物に弱い、電波の届く範囲が狭い。
- おすすめな人: 速度重視、動画視聴やゲームを楽しみたい、ルーターの近くで使う、Wi-Fi密集地（マンションなど）。
選び方の基本戦略 は、
- まずは「5GHz」に接続してみる。
- 通信が不安定なら「2.4GHz」に切り替える。
という流れがおすすめです。
また、快適なWi-Fi環境のためには、
- 自宅の環境（部屋の広さ、壁の材質、ルーターの設置場所）を考慮する。
- 接続するデバイス（スマホ、PC、家電）がどちらの周波数帯に対応しているか確認する。
- 必要に応じて「バンドステアリング」機能の設定を見直す。
- Wi-Fiルーターの世代（規格）も確認し、古ければ買い替えも検討する。
といった点も重要です。
今回の情報が、あなたのWi-Fi環境改善の一助となれば幸いです。ぜひ、ご自身の環境に合わせて最適な周波数帯を選び、ストレスのない快適なインターネットライフをお送りください！
免責事項
- この記事の情報は、作成時点での一般的な情報に基づいており、その正確性、完全性、最新性を保証するものではありません。
- Wi-Fiの通信速度や安定性は、ご利用のルーター、デバイス、プロバイダー契約、建物の構造、周囲の電波状況など、様々な要因によって大きく変動します。
- この記事で紹介した設定変更や機器の導入により、必ずしも通信環境が改善されることを保証するものではありません。
- Wi-Fiルーターの設定変更は、ご自身の責任において行ってください。設定変更によって生じたいかなる損害についても、当方は一切の責任を負いかねます。
- 製品の仕様や機能については、必ず各メーカーの公式サイトや取扱説明書をご確認ください。
