
「できるだけ安く振込したい」「頻繁にATMを使うから手数料を抑えたい」――そんなあなたに向けて、本記事では銀行振込手数料比較やATM利用手数料のポイントを詳しく解説します。先に結論を言うと、ネットバンキングを利用すれば多くの場面で無料、または低コストで振込できる可能性が高いです。特に近年では、各銀行が独自の優遇プログラムを導入しており、条件を満たせば振込手数料が数回無料になるケースも増えています。
また、ATM利用手数料も各行によって時間帯や取引方法で大きな差がつきがちです。とくにゆうちょ銀行は、店舗内ATMでの入出金が無料になるなどコスト面で大きなメリットを得られる場面があります。
本記事を最後まで読めば、「銀行振込手数料が安いところはどこ?」といった疑問や、「ATM手数料を節約するには?」といった悩みが解決し、あなたに最適な銀行の使い方が見つかるでしょう。
銀行振込手数料を比較するポイント
まずは要点をざっくりとまとめます。以下を知っておくだけで、銀行の手数料比較の際に損をするリスクがグッと減ります。
- ネットバンキングの活用:当行あて振込が無料になるほか、他行あてでも割引・無料枠が設定されるケースが多い。
- 月数回まで無料などの優遇:「Oliveアカウント」「メインバンクプラス」など、口座形態や利用条件によって無料になることがある。
- ATM利用時間帯:土日祝や夜間は手数料が高めになる。利用するATMの種類(コンビニ提携など)で変動。
- 現金振込は割高:キャッシュカード振込やネット振込と比較して、窓口・現金による振込は手数料が高い。
- ゆうちょ銀行の強み:ゆうちょATM(店舗内)利用は無料になる時間帯が多く、意外と使い勝手が良い。
それでは、それぞれの銀行について詳しく見ていきましょう。
主要5行の振込手数料&ATM手数料【比較表】
下記に、三井住友銀行・みずほ銀行・三菱UFJ銀行・りそな銀行・ゆうちょ銀行の手数料をまとめた表を用意しました。振込方法(ネットバンキング・ATMキャッシュカード・ATM現金・窓口)、さらに当行あて・他行あてで区分しています。
また、ATM利用手数料も併せて比較したので、どのようなシーンで費用が発生するのかをイメージしやすくなるはずです。
振込方法 | 三井住友銀行 | みずほ銀行 | 三菱UFJ銀行 | りそな銀行 | ゆうちょ銀行 |
---|---|---|---|---|---|
ネットバンキング | 0円 | 0円 | 0円 | 0円 | 0~100円※6 |
ATM(キャッシュカード) | 0円 | 220円 | 110円 | 0~110円※5 | 100円 |
ATM(現金) | 550円 | 550円 | 550円 | 330円 | 100円 |
窓口 | 880円 | 880円 | 880円 | 550円 | 146円 |
振込方法 | 三井住友銀行 | みずほ銀行 | 三菱UFJ銀行 | りそな銀行 | ゆうちょ銀行 |
---|---|---|---|---|---|
ネットバンキング | 3万円未満:154円 3万円以上:220円※1 |
110円 | 3万円未満:154円 3万円以上:220円※4 |
165円 | 165円 |
ATM(キャッシュカード) | 3万円未満:165円 3万円以上:275円※2 |
3万円未満:270円 3万円以上:330円 |
275円 | 440円※5 | 5万円未満:220円 5万円以上:440円 |
ATM(現金) | 880円※3 | 880円 | 880円 | 660円 | 5万円未満:220円 5万円以上:440円 |
窓口 | 990円 | 990円 | 990円 | 770円 | 5万円未満:660円 5万円以上:880円 |
利用区分 | 三井住友銀行 | みずほ銀行 | 三菱UFJ銀行 | りそな銀行 | ゆうちょ銀行 |
---|---|---|---|---|---|
ATM入金手数料 | 0~330円 | 0~220円 | 0~330円 | 0~220円 | 0円※7 |
ATM出金手数料 | 0~330円 | 0~220円 | 0~330円 | 0~220円 | 0円※7 |
※1 | Oliveアカウントの場合は月3回まで0円。SMBC信託銀行宛は0円 |
※2 | SMBC信託銀行宛は0円 |
※3 | SMBC信託銀行宛は550円 |
※4 | スーパー普通預金(メインバンクプラス)を利用し、適用条件を満たすと月1~3回まで0円 |
※5 | 当行同一支店宛は0円、当行他支店・埼玉りそな銀行・関西みらい銀行・みなと銀行本支店宛は110円 |
※6 | ゆうちょダイレクト・ゆうちょ通帳アプリは月5回まで0円 |
※7 | 店舗内ゆうちょATMを利用した場合。店舗外ゆうちょATMを利用した場合、8:45~18:00以外の時間帯は110円。提携の他行ATMを利用した場合は110~330円 |
上記の比較表は、2025年3月21日時点の情報をもとに作成しています。実際の料金とは異なる場合がありますので、必ず公式情報もご確認ください。
銀行振込手数料とは?基本をおさえよう
銀行振込手数料とは、お金を他の口座へ移動するときにかかる料金のことです。自分が口座を持っている銀行への振込か、他の銀行への振込かによって金額が変わるのが一般的です。また、振込手続きの方法(ネット、ATM、窓口など)によっても手数料が大きく変わります。
当行宛振込手数料
同じ銀行の別支店や、場合によっては同一支店への振込を指します。多くの銀行では、ネットバンキングの場合は無料とすることが一般的になりつつあります。ATM経由でもキャッシュカードを使った振込は安めに設定されていることが多いものの、「現金振込」や「窓口振込」は割高です。
他行宛振込手数料
他の銀行口座へ振り込む場合、通常は当行宛より高い手数料がかかります。3万円未満・3万円以上(または5万円未満・5万円以上など)で分かれているケースが多く、高額になるほど手数料も上がりがちです。
ただし、キャンペーンや一定条件(残高やクレジットカードとの連携など)を満たすことで数回無料になるプログラムを提供している銀行も増えています。三井住友銀行の「Oliveアカウント」や、三菱UFJ銀行の「メインバンクプラス」などが代表例です。
ATM利用手数料の注意点
銀行を利用するうえで見落としがちなのがATM手数料です。「振込手数料はネットでカバーできるから大丈夫」と思っていても、ATM利用手数料がかさむと地味に出費が増えてしまいます。以下のポイントをチェックしておきましょう。
平日・土日祝・夜間で手数料が異なる
多くの銀行では、平日の日中は無料で引き出せることが増えていますが、土日祝や夜間になると110円や220円など手数料が発生するケースがあります。毎回数百円とはいえ積み重なると大きな額になるため、出金のタイミングを意識しておくとよいでしょう。
ゆうちょ銀行の強み
ゆうちょ銀行は店舗内ATMを利用する限り、時間帯に関わらず0円の場合が多いのが大きな魅力です。ただし、店舗外ATMや、提携先ATM(セブン銀行ATMやローソン銀行ATMなど)を使うと時間帯によっては110円~330円ほど発生するケースがあります。
「近所にゆうちょATM(店舗内)がある」という環境の方は、うまく活用することでATM利用手数料を抑えられるでしょう。
手数料を安く抑えるためのコツ
ここまで、銀行手数料の比較に関して基本的な情報をお伝えしてきました。では、実際に手数料を安く抑えるための具体的なコツをまとめます。
1. ネットバンキングを積極的に利用する
振込に限らず、入出金明細確認や各種手続きもネット上で完結するため、店舗に行く手間や時間が省けます。ネット限定の優遇キャンペーンが適用されることもあるので、銀行の公式サイトをチェックしてみましょう。
2. 優遇プログラムを活用する
三井住友銀行の「Oliveアカウント」や三菱UFJ銀行の「スーパー普通預金(メインバンクプラス)」など、各種取引条件をクリアすると振込手数料が月数回無料になるサービスを提供する銀行は多いです。たとえば給与振込口座に指定したり、クレジットカードの引き落としを同銀行に設定したりするだけで優遇を受けられるケースもあります。
3. まとめて引き出す、またはキャッシュレス決済を活用
ATM利用手数料の対策として、出金の回数を減らすのは有効な方法です。まとまった金額を一度に出金するか、QRコード決済やクレジットカードなどキャッシュレスで支払うことで現金の使用頻度を減らし、ATM利用手数料の発生を最小限に抑えられます。
各銀行の公式サイトで最新情報を確認しよう
銀行の手数料体系やサービス内容は、予告なく変更される場合があります。そのため、最終的には必ず各銀行の公式サイトで最新の情報を確認することが重要です。以下に主要な銀行の公式サイトへのリンクをまとめましたので、ご活用ください。
また、銀行業界全体の概要や最新の動向については、全国銀行協会のサイトも参考になります。興味があればチェックしてみてください。
【まとめ】あなたに合った銀行選びと賢い活用方法
ここまで、銀行振込手数料比較とATM利用手数料のポイントについて解説してきました。内容を整理すると、以下の結論にたどり着きます。
- ネットバンキングの利用が前提:当行あては無料・他行あても割引や無料枠があるなどお得になるケースが大半。
- 優遇プログラムで手数料無料枠を確保:一定の取引条件や残高条件を満たすと月数回無料などの特典を得られる。
- ATM利用手数料の時間帯・ATM種別は要確認:土日祝・夜間利用時の料金や、店舗内ATMかコンビニATMかで差が出る。
- ゆうちょATMの利便性:店舗内ATMは時間帯を問わず無料になることが多い。
- 手数料体系は変わる:最新情報は各銀行の公式サイトや窓口で確認がベスト。
銀行選びというと、普通預金金利や支店数などを重視する方も多いですが、手数料をどれくらい抑えられるかは長期的に見ると家計の大きな差につながります。
ぜひ本記事を参考にしていただき、あなた自身の利用状況(振込頻度・ATM利用頻度・利用時間帯)に合った銀行や口座サービスを選んでみてください。
免責事項
本記事は、2025年3月21日時点の公表情報や一般的な知見に基づいて作成しています。実際の手数料やサービス内容は各金融機関の方針により変更される場合があります。
ご利用にあたっては、必ず最新の情報を各銀行の公式サイトや店頭などでご確認ください。また、掲載内容によって発生したいかなる損害に関しても、当方では責任を負いかねますので、あらかじめご了承ください。
以上、銀行手数料を賢く抑えるための比較・解説でした。最後までお読みいただきありがとうございました。